会場内マップ
- 1YKDW Foot works series negative & positive
- 写真 / シートプリント | 2019 , 2021詳細はこちら - 2Stage 1000
- 木 / ペイント | 2021詳細はこちらVIDEO - 3REDPRIDE - 砂の痕跡
- 砂 / ペイント | 2021詳細はこちら - 4YAKUDOW RED series 赤のダンス
- 5パフォーマンス映像 『Exchange』
ダンサー : Mai Tanabe / Masanari Tsuji
撮影,編集 : Ryo KUSAKA詳細はこちら - 6UK ロンドン street 2018
- 7YKDW Foot works series negative & positive
- 8YKDW Foot works 20.02
- 9YKDW - Swipe move negative 2020
- 10YKDW - Swipe move 2019
- 11YKDW Foot works White line series 2019
STAGE1000 : 2021
制限領域の認識、
作品と台座の関係性。
作家の身体に馴染んだ踊りは様々な場に対し、身体の可動域を調整しながら、無意識の中でその空間を認識し、ベストな動きのシルエットや、ダイナミックなステップを可能にしている。では、その場に狭さや高さという、ある種の身体的恐怖感に近いような抑制を加えられたとしたら、そこに置かれる踊り・身体表現はいかに変化するのか。円運動を軸とするブレイクダンスと、この作品 [ステージ 1000 ] はどのようにリンクし、内的感覚はどのようにアウトプットされ、外見の身体表現に現れるのか。また時はどのように刻まれ、移ろうのだろうか。
今展覧会の顔でもある両壁面の平面作品[ YAKUDOW ] に挟まれる形で存在する本作品、奥には反立体作品[ REDPRIDE ] が存在している。どこか儀式を行うような空間で、作家は靴を脱ぎ裸足でそのステージに身体を置く所からパフォーマンスが開始される。作家の意図する身体の制限・抑制とは、新たな身体表現の試みとして、どのような効果を見せるのか。また作家はなぜ、ある種の"リスク"を背負うような作品を作ったのか。是非この作品に関わり、身体の存在と不在の空間を感じていただき、彫刻と台座・ダンサーとステージ、作家が意図している作品背景を見ていただきたい。ブレイクダンスという一つの身体表現と、身体にかかる感覚的制限、この関係性の中に現代パフォーマンスとしての、独自の思考を模索しているのだろうか。
REDPRIDE - 砂の痕跡
- 砂 / ペイント | 2021
砂を使った本作品は、現代の踊りを置く場所を考えた作品である。本作品もSTAGE1000同様に動きに制約を加えた作品シリーズである。本展覧会の空間構成では、作品と台座・パフォーマンスとステージという作品として見る事ができる。赤い砂は儀式性を持つモチーフにもなり、自然物との対峙という点だけで無く、象徴的なモチーフに魔なっている。ここで作家行ったのは、STAGE1000 で実際に行われているパフーマンスの、動きの2秒間に引き起こされた、重力の働きの可視化である。
えぐられた砂は、その場に起こった身体運動の重量感と力を表し、本来ブレイクダンスを行っているときにかかっている力そのものを見せようとしている。砂では、力の反発が起こらず、連続したステップやバネを使った動きが及ばないのも制約としてパフォーマンスにかかっている。
映像作品Exchangeは砂の上でパフォーマンスを行っている。
YKDW Foot works series
negative & positive
2020年、これまでの作品に新展開を加えた本作品。写真作品の色を反転させた、新作。FOOT WORK series の第三弾であり、新たな見え方を加えた作品スタイルである。この二枚は展示空間で対比の関係性にあり、向かい合っている。同じ写真を色調反転した作品であり、動きとして統一されているが二つの見方を持ち、反転させた白背景の作品は、より空間の中に存在する身体性を感じる作品になっており、これまでスピード感や、浮遊感を感じてきた黒背景の作品の印象から一変し、身体性や運動の重みの印象を受ける。身体と地面との関係性、境界線, 直線を意識した運動をイメージさせるシリーズとなっている。
* コンセプトキーワード :
体重の反発・人体のバネ ⇔ 重力と共に感じる体重・地に沈む人体
パフォーマンス映像
『 Exchange 』
ダンサー: Mai Tanabe /
Masanari Tsuji
撮影,編集 : Ryo KUSAKA
ダンスの文化には、人間の身体以外のものから多くの着想を得て、身体表現・踊りに変化させてきた側面があると作家は考えている。この作品で作家が行ったのは、ブレイクダンスとコンテンポラリーダンスという、別の領域の踊りの表現を交換し合うというものである。ここでは作家自身がインスピレーションの元でもあり、また受け取る側でもある。また砂の上に身体を置くという事で、ある種の儀式生とフィジカル面への影響としてバランスや、繊細な体重移動ができなくなるという “動きの制限”を持ち込んでいる。砂という素材は野外作品ともリンクしており、一度の動きで砂の表面が掘られる状況を見る事もできる。
w / SIXSTEP PROPAGANDA
2020.03.21
film by Jun Aoyama
【 SIX STEP PROPAGANDA 】
東京を拠点に活動するブレイクダンサー集団。自らのブレイクダンス美学を追求し、日夜路上で撮影を行っている。これまで計4本の映像作品を発表。
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